平和を願う街、広島で「心の平和」を広げたい。
そんな思いに、 国内外からヨガの先生が集まりました。 ヨガで心地よい時間に包まれながら、心を覆っていた殻をはがしてみる。 すると心の奥にある小さな安らぎに気づくはず。 ひとりひとりの安らぎをつなぎ、大きな「心の平和」の輪ができますように・・・。 カテゴリ
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2012.10.7
シヴァナンダヨガWS ①アーサナクラス 静かな夕暮れ。心地良い虫の音と、涼しい秋風の中クラスはスタートした。 講師のガジャーナナン先生は、シヴァナンダヨガを西洋に広めたヴィシュヌデヴァナンダ氏から直接の訓練を受け、20年以上にも渡り献身的にヨガを教え続けている。 体を動かすアーサナだけでなく、瞑想やサンスクリット語、バガヴァットギータにも精通しており、現在カリフォルニアにて、活動されている先生だ。 まず、ヨガのアーサナについてのお話があった。 アーサナをする目的。 それは、肉体とプラーナ(エネルギー)を整えていくこと。 シヴァナンダヨーガでは、特定のシークエンスが決まっている。 そして、このシークエンスを行なうことで、エネルギーバランスが整えられていく。 アーサナ(ポーズ)、プラーナヤーマ(呼吸法)は、瞑想の為の準備。 いわば、アーサナは内側へと意識を向けていくためのツール。 瞑想をする上で、快適に座っていられるための体を整える、12の基本のポーズが今日のメニューだ。 快適にこころ落ち着けて、ずっと座ることは、案外難しい。 皆さんも一度は、そう感じた経験があるのではないでしょうか。 そして、実際に実技へと入っていく。 まずは、最初のリラクゼーションシャバアーサナ。 先生いわく、忙しい人はこの仰向けになるだけのシャバアーサナをするだけで、ずいぶんリラックスできるという。 ただ、静かな先生の誘導が空間に溶け込んでいくようで、とても静か。 体ひとつひとつの部位に意識をむけ、リラックスを味わっていく。 そして、体を起こし、マントラを斉唱していく。 マントラは、音のバイブレーションによって体のバランスを整え、これも瞑想への準備となる。 次は呼吸法へと移っていく。 呼吸法は、エネルギーシステムを整える上で最も大切なツールとなる。 肉体面では、横隔膜の筋肉を意識することが重要。 まずは、カパラパティ呼吸法。エネルギーを溜めていく呼吸法。 止息では、眉間に意識を集中。集中を向けるところにエネルギーが向かっていく。 もうひとつ、アヌロマヴィロマ呼吸法。 エネルギーバランス、脳の左右のバランスを整える呼吸法。 ヨガの8肢則、・・・アーサナ、プラーナヤーマ、プラティヤーハラ、・・・と続くうち、 プラーナヤーマ(呼吸法)は、次のプラティヤーハラ(感覚器官の制御)をするための準備となる。 私たちの意識はつい外側のものばかりに向けられがち。 そうやって、五感から入ってくる様々な情報と、それに惹きつけられて忙しなく動くマインドを、 内側に引き戻し、本来そこにある内側の静けさに気付かせてくれる。 アーサナや呼吸法を行なうことで、いままで曇ってみえなかった、内側の状態が見えやすくなってくる。 ポーズひとつひとつの合間にリラックスの時間が入る。 ポーズによる効果が、より内側の深い部分に浸透していく。 そして、次はスーリヤナマスカーラ(太陽礼拝)。 呼吸と動きを合わせて行なう。 ゆったりのリズム。始終静かな誘導。内側の静けさを感じやすくするため。 そして、目を閉じ、さらにゆっくり行なう。そうすることで、より瞑想的になる。 太陽礼拝で、体を弛めた後、アーサナへと移っていく。 シルシアーサナ(頭立ちのポーズ)。 シルシアーサナに移るための、段階を丁寧に説明する。数あるアーサナの中で、最も大切なポーズ。 段階を追って、ポーズを完成形へ導く。 シルシアーサナをする為の準備ポーズであるドルフィンポーズの紹介。 そして、サルヴァングアーサナ(肩立ちのポーズ)、ハラアーサナ(鋤のポーズ)、と続く。 それからパスチモッタアーサナ(前屈)、プレインポーズ(東のポーズ)へ。 最後にひねりのポーズを。 そしてファイナルリラクぜーション、シャヴァアーサナ。 最後のリラックスは10-15分とっていく。 最後に、より内側の深い部分に、アーサナの効果を浸透させていく。 とても静かな時間。 そして、最後にマントラチャンティング。 「ヨガをする目的。 それは、今の皆さんが味わっていますね?」 ガジャーナナナン先生のお茶目な口調に、口元が柔らかにほころぶ。 日も暮れ、祭壇のキャンドルが温かな灯りを放っていた。 ほのかな心地よい余韻に酔いしれた。
by yogapeace
| 2012-10-11 16:56
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